統⼀原理とは

世界平和統⼀家庭連合の主な教義は、「統⼀原理」と呼ばれる体系的な思想です。統⼀原理は、⼈が正しく⽣き、理想家庭と世界平和を実現して幸福になるための道として⽂鮮明総裁が⻑い年⽉をかけて宇宙に潜む普遍的真理を解き明かした体系的な理論です。


統⼀原理は⼤きく、 ①創造原理 ②堕落論 ③復帰原理の3つから成り⽴っており宇宙の根本は何か、⼈⽣の⽬的は何か、⼈間はどうして⽣まれたのか、不幸の原因はどこにあるのか、どうしたら平和で幸福な世界ができるのか、といったさまざまな問題が明確に解かれ、⼈類の未来に新たな指針を与えるものです。


1. 創造原理

神様とはどんな存在なのか、そして⼈間や世界がなぜ⽣まれたのかという理由が明らかにされているのが創造原理です。


神様が⼈間を創造された⽬的は、息⼦・娘である⼈間に喜びと幸福の根源である“真の愛”を相続させるためでした。そして、息⼦・娘である⼈間が真の愛によって結ばれ、喜びと幸福の中で⽣きる姿を⾒ることによって、神様御⾃⾝も喜ばれようとされたのです。喜びや愛は、決して⼀⼈では成すことができません。神様の愛の理想を実現するために、愛する対象として造られたのが、まさに私たち⼈間なのです。


創造原理では、神様の創造⽬的(⼈間の⼈⽣の⽬的)を明らかにし、かつ宇宙を貫いている発展と調和の法則や霊界の実相などを明らかにしています。


2. 堕落論

愛と善の理想体として創造された⼈間であるにもかかわらず、現実の世界には個⼈から家庭、世界に⾄るまで争いと不幸が絶えません。それは⼀体どうしてでしょうか︖このような悲惨な姿は、⼈間が神様の願われた本来の位置と状態を失ったために⽣じたものです。それは⼈間が堕落によって、神様の真の愛を喪失してしまったことを意味します。


堕落論では、「なぜ神様がいるのに世界は平和にならないのか︖」「なぜ⼈間は不幸から逃れることができないのか︖」そして「この世界にはびこる罪と悪の原因は何か︖」を明らかにしています。


3. 復帰原理


このような悲惨な姿に陥ってしまった⼈間を、神様は決して⾒捨てたわけではありません。神様は愛する⼦⼥を取り戻すため、今⽇まで⻑い歴史をかけて救援の摂理を⾏ってこられました。それはまさしく、⼈類が神様の真の愛を取り戻し、再び神様を中⼼とした理想世界を築いてゆく過程にほかなりません。その神様の救いの計画と努⼒は、旧約・新約聖書をはじめとする⼈類の歴史の中に綿々と綴られています。しかし、その多くは⽐喩や暗号で書かれており、特別な法則に照らして解かない限り理解することができません。

復帰原理では、「⼈はどうしたら救いを受けることできるのか︖」「聖書の中に隠された救いの原則とは︖」そして「歴史の中に綴られた神様の計画と意図は何か︖」を明らかにしています。